運用事例

運用事例1

物件状況

場所
東京都練馬区江古田27
建物建築時期
平成3年1月竣工
建物構造
鉄工造亜鉛メッキ鋼板葺陸屋根2階建(登記上)
建物用途
遊技場(確認申請上)
建物面積
1階 496.94㎡  
2階 405.26㎡  
合計902.20㎡
役所への申請・許可状況
建築確認許可取得済(平成2年8月15日) 建築完了許可取得済(平成3年1月25日)
所有者様の保存資料
意匠図・設備図・構造図(計算書)・その他図面→無し

業務依頼内容

業務依頼内容
遊技場 → スーパー・事務所の用途変更

業務内容

業務実施時期
令和2年10月着手 令和3年5月完了
実施作業
■既存店舗実測・設備調査 ■平面図・立面図・断面図etc作成 ■給排気・給排水図面作成 ■構造に関する検討資料作成 ■防災設備作成 ■条例に関する資料作成

本物件の流れ

本物件はビルオーナー様が所有し、パチンコ店に賃貸を行っておりました。 賃貸期間満了に際し、テナントリーシングを行った所、パチンコ店ではない業種から申込が入りました。 建物を遊技場の用途以外に賃貸する為には、用途変更が必要となりました。 建物を調査すると、遊技場としてはきちんと建築上の申請手続きが行われておりましたが、建築に関する図面の状況をビルオーナー様に確認すると、建築上必要とされる書類(図面)は一切お手元にない状況でした。 行政機関に相談に行きどのような方法をとればよいか相談に行き、必要な図面を作成する事で用途変更を可能にできるとの道筋は立てることが出来ました。 建物の実測を行い、現状の設備を検討したりと色々業務は多岐にわたりましたが必要な図面は整えることが出来ました。又、建物新築当時にはなかった練馬区の条例もクリアする事が可能となり用途変更の許可を取得する事が出来るようになりました。
※用途変更の許可を取得するに際して、ビル入口廻りの段差を調整する工事等、変更する用途に応じて、必要な工事が発生致しました。

運用事例2

物件状況

場所
非公開
建物建築時期
非公開
建物構造
非公開
建物用途
非公開
建物面積
非公開
役所への申請・許可状況
建築確認許可取得済(確認済証)有 建築完了検査取得(検査済証)無
所有者様の保存資料
意匠図・設備図・構造図(計算書)

業務依頼内容

業務依頼内容
遊技場 → その他施設

本物件の流れ

本物件は、建物の建築確認申請は許可を取得してましたが、建築完了検査を受けておりませんでした。建物を他社に賃貸するには、指定行政検査機関において建物の調査を行い適正な建物かどうかを調査が必要となりました。 調査内容としては、鉄骨の寸法・基礎の形状・溶接の適正性等を主体に指定行政機関から指導を受けた項目の確認を行う事でした。床を斫って基礎部分の確認を行ったり、鉄骨の寸法を全箇所測量し溶接の状況を確認し、当初の構造図面通りに施工されているかが大きな重要ポイントでした。調査後問題なければ用途変更を申請できますが、一部鉄骨の溶接部に問題が発生した為構造の補強が必要と判断されました。 構造計算を行い、必要な構造補強を行い。建物が遵法化されたとの判断を受け用途変更が可能となりました。

最後となりますが

不動産(建物)は一般的には資産の中で一番高価なものと考えられます。検査済証の有無で大幅に、運用方法が変わってきてしまう事はご理解していただけたかと存じます。
もしもの運用の為に事前にご自身の不動産(建物)の状況を理解をしておくことは非常に重要な事だと思われます。心配・不安と思われた方は是非弊社にご相談ください。